枝先に花の赤子のほころびて やさしき国の生まるる予感
枝先に赤きつぼみのふくらみて 花の世界はもうじき生まる
荘厳な木よ桜木の荘厳な花の世界は今ぞはじまる
花の愛 この春もまた展れて さくらよさくら浄福の時
花よ花 咲きほころびて桜花 汝とある幸はこの上もなし
一つずつ開いてゆくよ桜花 春は来たらん汝の時が
咲き初めてその花愛し桜花 はかなく薄き薄紅の花
厳粛に冬に桜は立ち尽くし 春一刻に愛を咲かする
夢のごと薄紅色の花は咲き 夢のごとくにまた消えてゆく
花愛す心哀れめ桜花 全てを包む汝のやさしさで
桜花 愛しき花は健気にもかくもやさしく咲きにけるかも
桜木のさし出せる色やさしくて 救われぬ魂救いけるかも
桜花 その花色はやさしくて どんなに深き傷をも癒す
人よ見よ この花色のやさしさを 薄紅色の奇跡の色を
悲しみを慰撫する色よ桜花 冬越えし者を慰撫する色よ
やさしさは悲しきほどに桜花 はかなきながら永久の色
薄紅は永久の色桜花 愛永久のものであるなら
やさしくて桜の花のやさしくて やさしきものははかなかりけり
一瞬の美を咲き誇る桜花 無上の愛をさし出しながら
この上もなき愛に咲く桜花 その花色がなれの思いぞ
美しさはその花の色桜花 その美しさは花の心ぞ
花よ花 我といてくれいつまでも そが叶わずば我を連れ去れ
花屋根は最もやさし陰なりき 無上の愛が込められている
花慕う我を養え桜花 汝が存在に生かされている
輝ける薄紅の花桜花 花の命の尊き事よ
歩みきて桜の下を通るとき 何か善きもの心に触るる
全霊に咲く善霊の桜花 汝の思いは今年も満つる
薄紅の花の思いは清らかに 満つり満つりて愛を差し伸ぶ
花よ花 汝の善は神秘にて聖なるものぞ清けし花色
花色がおちこち続く幻の春の一刻夢の一刻
花色よ 続け続けよ永久に 汝の善は永久なりき
花は花は やさしく咲いて見するなり 無二にやさしき花の思いを
さくらさくら その花色は無二なりき 無二にやさしきものの希少さ
花よ花 花の思いが届くなり 我が目に映るは汝の善意
花よ花 幾億枚の花びらの一つ一つの愛の言霊
生まれきて目に映したは桜花 汝が最もやさしかったよ
やわらかき心癒すは桜花 汝のやさしその花の色
永久にあれと叫べど桜花 やさしきものははかなく消ゆる
さくらさくら 汝の魂は清かなり 天に願った聖さなりけり
花よ花 汝が差し伸ぶは愛の御手 全てを労わる花の思いぞ
花よ花 汝が世にある事の喜びよ 花の思いの展がる刻よ
花よ花 雨の中にも輝くは 薄紅色の花の愛かな
夢の間に桜の花の咲き誇る その豊かさに胸は満つれり
今まさに桜の花は満つるなり 花の間に間に魂は遊べり
一房の花も愛しき桜花 その花が今満つる浄福
花は今 満つりて善を咲き誇る 世々に満つれよなれの善霊
花よ花 ひと花ごとに善霊のなれの思いが込められている
善霊の花の思いが満つる今 世々をひと時清め給へり
傷を負う者が最も愛すのは さくらさくらなれの薄紅
愛の花 桜の花は愛の花 その花色は果てなくやさし
花よ花 その花色の豊かさに 我が魂は果てなく憩う
世々は今 花の満つれる時となり その浄福に胸は満つれり
花満ちて 今幻の時となる 時移ろうを恨みに思う
薄紅の世界がまさに広がりて さくらよさくら至善の花よ
花よ花 汝稀なる薄紅の花は雨にも咲いて見すなり
花森や 今日ぞ見事に満つるらん 幻の花幻の色
幻の花その色は薄紅に荘厳に咲き荘厳に散る
永久にここに留まれ桜花 つかの間の色はあまりにやさし
花咲けるごとに世人は驚きぬ さくらさくらなれの荘厳
薄紅の色の向こうに何がある さくらさくら我を導け
この春も桜が咲いて語るのは 花よ花よ無尽の愛ぞ
薄紅のその花色が告ぐるのは 無尽蔵なるやさしき思い
その花は天意でなくてなんだろう さくらさくら愛を告ぐ花
花屋根の下に宿りて我が魂は この上もなきやさしさに酔う
花色は最も見つめていたい色 さくらよさくらどこにも行くな
おちこちに花と花とは重なりて 豊かな愛を示しけるかも
花満ちて 世は幻の時となる 花よ消ゆるな消ゆるな花よ
花よ花 愛さずになんていられない なれ全霊に愛を告ぐ花
さくらさくら 今日ぞ繁れる薄紅の妙なる花よ稀なる花よ
花満ちて薄紅色の園となる 慈愛の色よ天意の色よ
花よ花 風に揺れても今しばし 天意よここに留まり給え
薄紅は天使の好む色という この上もなく清らかな花
聖性を宿せし花よ桜花 天より一刻授かりし花
この上もなきやさしさに桜花 思いを込めて花は咲くらん
さくらさくら 風に揺れても汝尚 思いの丈を込めて咲くらん
永久なれと薄紅の花に願うれど 美しき花はほほ笑むばかり
もうしばし今しばしあれ桜花 酷なる世々にやさしき花よ
やさしさの限りを尽くして桜花 命尽くして花は咲くなり
やさしさの限りを尽くして桜花 薄紅に咲く薄紅に咲く
無尽なる愛を宿して桜花 惜しみなく咲く惜しみなく咲く
薄紅の時空よつづけどこまでも 花の咲く時開かるる国
愛さずにいられぬ花よ桜花 二度なき色よ二度なき花よ
祝祭のごと薄紅の花は咲き 清めるごとに花は咲きけり
散りゆきて尚も名残れる薄紅の花の慈愛は無尽なりけり
花よ花 散りゆきて尚薄紅の花の思いは尽きぬ尽きぬよ
薄紅の花園はまだ天にあり 名残の愛を告げにけるかも
薄紅の色のさくらは愛の花 誰に告げるか無尽の愛を
無尽なる愛と無尽のやさしさを 薄紅の花咲いて示せり
豊かなる愛を示して桜花 薄紅色は咲き満つるなり
奇跡なるさくらの咲けるこの時よ 奇跡の色よ奇跡の花よ
豊かなる花の慈愛をこの春も 詠めど歌えど表し切れぬ
薄紅はうれしきものぞ花の色 春だけに見す二度なき色よ
青空にさくらの花のまだありて 名残の日々を噛みしめている
散りながらいまだ名残れる薄紅の花の慈愛はいまだ尽きまじ
無二なりき美しき花よ桜花 花の心は無二に麗し
花よ花 いまだ名残れる薄紅の花の心は無二に尊し
一年中恋しき色ぞ桜花 艱難癒す薄紅の色
褪せながら名残りてくれる薄紅の花の思いを受け止め給え
はらはらと散りゆきながら桜花 無尽の愛を留め名残れり
限りなく美しき花よ桜花 また限りなくやさしき花よ
はらはらと散ってゆくのか桜花 無尽の愛は限りなく降る
やさしさの極みの色に桜花 何故咲くのか花よ桜よ
美しきはさくらの咲けるさまなりき はかなくなりつ美し面影
降りしきる花の吹雪は花心 恋しき花の恋しき色よ
雨に散り風に散りつつ名残りける 慈愛の花はまだ天にあり
雪のごと薄紅の花降りしきる 無尽の愛は降り止まぬなり
花よ花 無尽の花を降らしめて 無尽の愛を告げにけるかも
薄紅の花降りしきるこの刻よ この上もなく切なき景色
散りながら名残りてくれる花心 救えぬ者を悲しむごとく
縦横に花の吹雪の舞い落ちる 美しき花の美しき終わり
花よ花 思いを残すか花心 世の悲しみはあまりに深く
もし世々に花が咲かなくなるならば 生きる価値などないに等しい
花よ花 薄紅色の天ありて どれほど人は憩える事か
花よ花 あまりに淋し花の終 薄紅色が薄れてゆかん
花の天 薄紅の雪降りしきる 花の宇宙に包まれるなり
花ありて 人心安らぐ時となる 花は生きよとささやいている
散りゆきて尚も輝く薄紅の花は床しく名残りけるかも
花よ花 名残りてくれる薄紅の花の心の慈愛の深さ
花吹雪 舞い落つ花の導きに従いゆかん花よ桜よ
散りながら花の心は永久なりき その色永久に属するものぞ
止めどなく散りゆきながら花心 心のままにやさしく降るる
やさしくて散るさまもまたやさしくて さくらよさくらやさしき花よ
止めどなく散りゆく花の切なくて 永久に還るか永久の花色
心とふ心をすべて癒しては 薄紅の花去ってゆかなん
花の落つ只中が永久であるならば 命は惜しきものではなくて
花びらは別れのことば花の終 限りなく降る限りなく降る
花霞 名残れ名残れよ天空に汝の善を留めおかれよ
降る花よ 永久に留めよなれの善 善とは世々に稀なるものぞ
散りながら名残りてくれる花心 花色のままのやさしき思い
花のなき日々をどうして生きてきた 花なき日々をいかにか生きん
薄紅はまだ天空に名残りつつ 花降り止まぬ花の終かな
花よ花 薄紅色が降り止まぬ 無尽の愛が降り止まぬなり
果てしなく降るはやさしき花心 無尽の愛が尽きぬ尽きぬよ
やさしさは薄紅色の花となり 薄紅色の雪と散るらん
風に舞う花心とは薄紅のやさしき思いやさしき思い
天に花 宙にも地にも花ありて 薄紅色の美しき宇宙
降り止まぬ薄紅色よ桜花 二度を誓ってくれるか我と
散る花に慟哭すなり桜花 魂から願った憧れの花
薄紅が薄れてゆかん桜花 一枚ごとに愛告げながら
花の終 認めたくない桜花 やさしいものが消ゆのはつらい
桜咲く美しき今日の四月こそ 祝福された清明な月
花よ花 わずかに残る汝の思い 空のあなたにかき消えてゆく
薄紅のかすかに名残る天空に花の思いの聴こしめすかな
やわらかき思いを残す花の終 やさしき時空やさしき景色
花よ花 最後の花を降らしめて 愛のささやき告げにけるかも
花色の面影淡し花の終 花は天へと還りゆかなん
花びらの降り止まぬなり花の終 永久の別れを我に告げにき
花色の記憶を我に焼き付けて 花は還りぬ花の故郷
花よ花 最後の花が降り募る 花の最後の思いが床し
止めどなく降り募りては桜花 別れのことば告げにけるかも
遠くなる花の思いが切なくて 名残りの花を慈しむかな
花降りて遠くなりゆく花の声 無尽の花は降り積むけれど
花よ花 淡く静かな花の終 私も淡くなってゆきたい